ITエンジニアへ就職したくて調べていると「SESエンジニアはやめとけ」って言われること多いけどなんで?理由が知りたい
この記事ではそんなあなたの疑問にお答えします。
SESエンジニアは「給料が安くて転職に不利だからやめとけ」と言われることが多いですが、実は意外なメリットも有ったりします。
■目次
SESエンジニアはやめとけと言われる理由とは?
SESエンジニアはブラック
SESエンジニアは上流が経験できない
SESエンジニアは給料が安い
SESエンジニアで満足してる人はいないの?
SESエンジニアは人間関係のストレスを転職せずにリセットできる
SESエンジニアは色々なプログラミング経験が積める
SESは実は独立・起業への近道
SESエンジニアはやめとけと言われる理由とは?
「SESエンジニアはやめとけ」その理由はだいたい3つに絞られます。
SESエンジニアはブラック
これは日本のピラミッド型構造=お金の中抜きをして下請けにあとやっとけとやらせる(オリンピックや感染防止アプリの大手広告代理店の電●などが有名ですね)、IT業界そもそもが残業多くて帰れないという話から来ているようです。
ただその真相はぶっちゃけ”企業”と”常駐先”によります。
例えば大手通信キャリアのKD●Iなどは「面倒なことは外注、派遣にやらせとけ」という縦の人間関係を強いるのが当たり前な文化です。
そのため、その経験があるSESエンジニアは行きたがりません。
ただ、IT業界のエンジニア不足は深刻なので風向きは変わりつつあります。2030年にはITエンジニアが79万人不足すると言われています。今現在のITエンジニア数は100万人。日本の人口は減っているためエンジニアを取り合いになることは明白なので、需要と供給の立場が逆転。
「好条件出すからうちの現場で働いてくれませんか?」という企業や、縦の人間関係ではなく横の人間関係。上下が無いパートナーとして一緒にやっていきませんかという会社もかなり増えています。
SESエンジニアは上流が経験できない。でも実は…
SESエンジニアに任されるのは一般的に基本設計以降の工程。特に詳細設計、製造、テストといったプログラミング領域。その前の調査・見積・要件定義といった上流工程はSES会社に発注するSIerの社員がやることが多いためSESエンジニアは経験できないことが多いです。これは間違い無いです。
じゃあ上流工程経験が積めないとなにがダメなのかというと、50歳以降で苦労します。
例えばITエンジニアの世界には35歳定年説という話もあるように、技術の進歩が早すぎて年寄りはついていけなくなります。
そのため、どんどん新しい言語や開発フレームワークが登場するプログラミングを勉強し続けることが辛くなるので、プロジェクトの進捗管理等のマネジメントのポジションに行って製造=手を動かす のをやめたいと考える方が多いです。
でも実態は、プロジェクトリーダーが元請けSIerの30歳くらいだと、自分より年上の50代はやりづらいということで経験されがち。それって経験云々は関係無く感情の問題なので、実は上流工程が経験無いことよりも、人間関係の問題。50代や60歳を過ぎても現場で活躍されてるSESエンジニアさんは色々な人と人間関係を作って人脈で仕事に困らないようにしています。
SESエンジニアは給料が安い
SESエンジニアは給料が安い。これは大体間違い無い。一般的に会社の規模が大きい方が利益も多く、給与も高い。
ただ、それは大手SIerや自社ITサービスを持っている事業会社で順調に出世していった際の話。
例えばキャバ時代のお客さんでデジカメやプリンタで有名なキ●ノンで働いている方がいます。毎年昇進昇格試験に挑戦するも、決まった時間内に多くの問題を解くことが苦手で20年経っても昇進できず、給料は安いまま。後輩にどんどん抜かされているそうです。
喫煙室に行くと「たばこも無ぇ、仕事も無ぇ先輩登場」と後輩に言われても言い返せず、かといってこの会社は辞められないと言われ、笑って良いのかどうかリアクションに困ったことがあります。
でも自分に自信がある方は大手SIerや自社ITサービスを持ってる事業会社を目指した方が良いと思います!
SESエンジニアで満足してる人はいないの?
ではSESエンジニアで満足してる人って世の中にいないのでしょうか。
SESエンジニアは人間関係のストレスを転職せずにリセットできる
実はSESエンジニアは転職せずに人間関係をリセットできるという大きなメリットがあります。
リクナビやマイナビなどの転職メディアによると、転職理由の表向きは「スキルアップ」などですが、転職理由の本音は9割が「職場の人間関係」。実践すると幸せになるアドラー心理学で有名な心理学者アルフレッド・アドラーによると人間の悩みの10割全てが人間関係の悩みだと言います。
「親ガチャ」という言葉があるように「上司ガチャ」「同僚ガチャ」など一緒に働くメンバーは選べません。人間関係は必ず合う・合わないがありますが、合わない人が上司でうまくいかないのは本当にストレス。
部署異動って手もありますが、例えばEC事業で有名な楽●なんかだと、部署異動やメンタル理由による休職相談が殺到していて順番待ち。1週間以上放置されるので知り合いのお偉いさんに相談して口利きをしてもらいやっと連絡が来る。ただそこでその上司が嫌だと言って揉めるのもしんどいので言わなかったら結局同じ上司の配下の別部署に回されたなんて話もあります。
でもSESエンジニアは自社の営業担当と話して契約の切れ目で全く別の企業に移動することができます。給料が変わったり面倒な転職活動をすることも無くこれは凄い大きいメリットです。
SESエンジニアは色々なプログラミング経験が積める
こちらも大手SIerや自社ITサービスを持っている事業会社との比較。
大手SIerはシステムトラブルで有名なみ●ほ銀行のシステムのようなレガシー?古くでダメなシステムの案件も多く、今どきなプログラミング言語を触れないことも多々あります。定年までその会社にいる場合は心配無し。でも今から20年前ってスマホも無ければガラケーもしくはピッチ(PHS)、インターネットも常時接続なんてできない時代だったんですよ?20年後がどうなってるか想像も付きませんが、今と同じじゃないことは想像がつきます。絶対変化してる。
そう考えたときにいつでも転職できる、時代の流れについていけることは大事なのかなと。
SESは前述のように色々な企業に行くことができるので時代に合ったプログラミング経験を積むことができるのがメリットです。
SESは実は独立・起業への近道
SESは色々な企業で色々な開発経験が積めることがわかりました。そうすると様々な人脈もできて、「これ、会社通さなくて直接自分に発注してもらえば良くない?」って気付きます。
SESエンジニアって実は独立・起業への近道なんです。
できるエンジニアさんは大体、
現場で評価される→自社を退職→フリーランスとして評価された企業の案件に参画→年間売上1,000万を目処に法人化→自分の会社で人を雇って売上拡大
って感じで独立・起業していきます。
もちろん大手SIerや自社ITサービスを持っている事業会社出身で独立する方もいますが、やっていけるのは優秀な一握りの方。
それに比べてSES出身の社長さんってぶっちゃけそこそこな方も多いですよね笑
だからSESの会社っていっぱいあるんですね。調べた限りだと5,500社以上。
どうせ年金ももらえないし、終身雇用って時代でも無い。
将来の独立・起業を見据えるならSESエンジニアはアリですね。
なんかSESのメリットって意外と多いんだなって思いました。でも大事なのは自分がどうありたいかという自分軸。
自分軸がはっきりしていれば自分に合った生き方を自分で選択できるようになります。
本日はSESエンジニアはやめとけって理由について解説しました。是非参考になさって下さい。
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